Laravel 10.xのartisanの「down」コマンドを解説します。
Description
アプリケーションをメンテナンス/デモモードにします。
メンテナンス中は通常のアクセスが503エラーとなり、指定したビューが表示されます。
Usage
php artisan down [--redirect [REDIRECT]] [--render [RENDER]] [--retry [RETRY]] [--refresh [REFRESH]] [--secret [SECRET]] [--status [STATUS]]Options
| オプション | 省略形 | 必須 | 説明 |
|---|---|---|---|
| redirect | – | – | ユーザーがリダイレクトされるべきパス |
| render | – | – | メンテナンスモード時に表示するためにプリレンダリングすべきビュー |
| retry | – | – | リクエストの再試行が可能な秒数 |
| refresh | – | – | ブラウザが更新されるまでの秒数 |
| secret | – | – | メンテナンスモードを回避するために使用される秘密のフレーズ |
| status | – | – | メンテナンスモードレスポンスを返すときに使用するステータスコード |
Example
no options
php artisan down INFO Application is now in maintenance mode. ブラウザアクセス時は以下のような503 SERVICE UNAVAILABLEが表示されます。

render
php artisan down --render="errors::503"表示するビューを指定できます。
様々な機能やプラグインなどをロードする前にレンダリングするので、ユーザーがメンテナンス中にアクセスすることによりエラーが発生することを防いだりできます。
retry
php artisan down --retry=3600HTTPヘッダのRetry-Afterを設定します。
このヘッダは見た目などに変化はありませんが、Googleのクローラーなどが再クロールまでの時間を調整してくれます。
refresh
php artisan down --refresh=30HTTPヘッダのRefreshが設定されます。指定した秒数毎にブラウザがリロードされます。
secret
php artisan down --secret=abcdefg通常のアクセスはメンテナンスモードの503となりますが、以下のようにsecretで指定した文字列のURLからアクセスすると、/へリダイレクトされ通常通りアクセスできるようになります。
http://your.domain/abcdefg
status
php artisan down --status=404


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