アプリ開発の中で「日本の地域データ」を扱いたいと思ったことはありませんか?
例えば、旅行アプリで都道府県一覧を表示したり、統計データや県庁所在地を表示したりする場面です。
しかし、都道府県データを自前で整備するのは意外と手間がかかります。
名称の統一、県庁所在地、ISOコードなどを一つずつ整理するのは時間のかかる作業です。
そこで活用できるのが ThousandAPIの「都道府県API」 です。
このAPIを使えば、都道府県に関する基本情報を簡単に取得し、アプリやシステムにすぐ活用できます。
都道府県APIとは?
都道府県API は、ThousandAPIが提供する地域系エンドポイントの1つです。
日本の47都道府県に関する基本データをJSON形式で取得できます。
取得できる情報の例は以下の通りです。
項目名 | 説明 |
---|---|
code | 都道府県コード(1〜47) |
name_ja | 都道府県名(日本語) |
name_en | 都道府県名(英語表記) |
capital | 県庁所在地 |
region | 地方区分(例:関東、九州など) |
population | 人口(参考値) |
area | 面積(km²単位) |
データは統一フォーマットで提供されるため、フロントエンドやバックエンドのどちらでも簡単に利用できます。
エンドポイント
GET https://www.thousand-api.com/api/v1/prefectures
パラメータ例
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
code | number | 特定の都道府県コードを指定(例:13) |
レスポンス例
全件取得(パラメータなし)
[
{
"code": 1,
"name_ja": "北海道",
"name_en": "Hokkaido",
"capital": "札幌市",
"region": "北海道地方",
"population": 5250000,
"area": 83424
},
{
"code": 13,
"name_ja": "東京都",
"name_en": "Tokyo",
"capital": "新宿区",
"region": "関東地方",
"population": 14000000,
"area": 2194
}
]
特定の都道府県を指定
GET https://www.thousand-api.com/api/v1/prefectures?code=26
{
"code": 26,
"name_ja": "京都府",
"name_en": "Kyoto",
"capital": "京都市",
"region": "近畿地方",
"population": 2550000,
"area": 4612
}
利用例
1. 都道府県セレクトボックスの生成
フロントエンド側でAPIを叩いて、セレクトボックスを動的生成できます。
async function loadPrefectures() {
const response = await fetch('https://www.thousand-api.com/api/v1/prefectures');
const data = await response.json();
const select = document.getElementById('prefSelect');
data.forEach(pref => {
const option = document.createElement('option');
option.value = pref.code;
option.textContent = pref.name_ja;
select.appendChild(option);
});
}
2. 地図アプリや統計ダッシュボードに活用
- 各都道府県の人口・面積データを利用してグラフ化
- 地方ごとに色分け表示するインタラクティブマップを作成
- 教育・クイズアプリでの「県庁所在地あて」などにも応用可能
3. 他のAPIとの組み合わせ
ThousandAPIの 地方API を組み合わせると、
「地方別に都道府県を一覧表示する」といった機能も簡単に実現できます。
実際に試してみよう
ThousandAPI公式サイトには、都道府県APIをブラウザ上で直接試せるUIが用意されています。
サンプルコード(curl / JavaScript / Python)もワンクリックで表示できるため、すぐに動作を確認できます。
まとめ
都道府県API を利用すれば、日本の地域データをわずか1行のリクエストで取得できます。
データ整備の手間を省き、すぐにアプリに組み込めるのが大きな魅力です。
教育、旅行、統計、地図など、さまざまな分野で活用できるAPIです。
ぜひ、ThousandAPI公式サイトから試してみてください。