はじめに
百人一首（ひゃくにんいっしゅ）は、日本の古典文化を代表する和歌集であり、教育やカルタ遊びなどでも広く親しまれています。
アプリやWebサービスで「日本文化を取り入れたい」と思ったとき、この百人一首データを扱えたら便利ですよね。
しかし、100首分の和歌や作者名、現代語訳を正確に整備するのは意外と大変です。
そんなときに活用できるのが ThousandAPIの「百人一首API」 です。
このAPIを使えば、百人一首の全データをJSON形式で簡単に取得し、アプリや教育ツールに活用できます。
百人一首APIとは？
百人一首API は、ThousandAPIが提供する文化・教育系のAPIのひとつで、
百人一首の和歌データをプログラムから簡単に取得できます。
主な特徴は以下の通りです：
- 100首すべての和歌データを網羅
- 作者名・上の句・下の句・現代語訳を取得可能
- ID指定や検索（部分一致）にも対応
- 教育・学習・ゲームアプリなど幅広く利用可能
取得できるデータ項目
| 項目名 | 説明 |
|---|---|
| id | 首番号（1〜100） |
| kami | 上の句 |
| shimo | 下の句 |
| author | 作者名 |
| kana | よみがな |
| translation | 現代語訳（簡易訳） |
エンドポイント
GET https://www.thousand-api.com/api/v1/hyakuninパラメータ例
| パラメータ | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| id | number | 首番号を指定して取得（例：1） |
| author | string | 作者名で検索（部分一致可） |
| keyword | string | 和歌本文で検索（部分一致可） |
レスポンス例
全件取得
[
{
"id": 1,
"kami": "秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ",
"shimo": "わが衣手は 露にぬれつつ",
"author": "天智天皇",
"kana": "あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ",
"translation": "秋の田の仮小屋の屋根が粗いので、私の袖は露で濡れてしまう。"
}
]特定の首を取得
GET https://www.thousand-api.com/api/v1/hyakunin?id=17{
"id": 17,
"kami": "ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川",
"shimo": "からくれなゐに 水くくるとは",
"author": "在原業平朝臣",
"kana": "ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みずくくるとは",
"translation": "神代の昔にも聞いたことがない。龍田川が紅葉で水を真っ赤に染めるとは。"
}利用例
1. 学習アプリでの利用
百人一首の暗唱・意味学習・作者クイズなどを作る際に、API経由でデータを取得できます。
async function getPoem(id) {
const response = await fetch(`https://www.thousand-api.com/api/v1/hyakunin?id=${id}`);
const poem = await response.json();
console.log(`${poem.kami}／${poem.shimo}（${poem.author}）`);
}2. カルタゲームアプリ
「上の句」だけを出題し、ユーザーに「下の句」を選ばせるゲームを簡単に実装できます。
データをAPIで取得しておけば、メンテナンスも容易です。
3. 教育・文化紹介サイト
外国人向けの文化紹介ページなどで、百人一首の英訳や意味を自動表示する仕組みにも応用可能です。
他のAPIとの組み合わせ例
- 都道府県API：和歌の舞台や作者の出身地と組み合わせて地図表示
- 時刻ユーティリティAPI：日付・季節に合わせた和歌をランダム表示
このように、ThousandAPI内の複数APIを組み合わせることで、よりリッチな文化アプリを作ることができます。
実際に試してみよう
ThousandAPI公式サイトでは、百人一首APIをブラウザ上で直接試せます。
「試す」ボタンを押すだけで、結果がJSON形式で表示され、
curl / JavaScript / Python のサンプルコードも自動生成されます。
まとめ
百人一首API は、日本の古典文化をデジタル化して簡単に利用できる便利なAPIです。
教育アプリやカルタゲーム、文化紹介サイトなど、さまざまな用途で活用できます。
百人一首の魅力をテクノロジーで広げてみませんか？
ぜひ、ThousandAPI公式サイトから試してみてください。
次におすすめの記事
- 都道府県APIで地域データを活用しよう
- [ThousandAPIの仕組みを解説 – AWSで構築するAPI基盤（近日公開予定）]
ご希望があれば、この記事の最後に**サンプルアプリ（ReactまたはHTML版）**の簡単なコード例を追加することもできます。
たとえば「ランダムで1首表示するWebアプリ」など。
追加しますか？
