ローマ字変換APIとは?日本語を国際対応させる便利ツール

はじめに

日本語を扱うアプリケーションを開発していると、文字のローマ字表記が必要になる場面があります。

たとえば、観光客向けの地図アプリや、英語学習用のサービス、国際配送システムなどです。

そんなときに便利なのが、Thousand APIが提供する「ローマ字変換API」です。

日本語のテキストを指定したローマ字方式で変換してくれるため、わずかなコードで国際対応が可能になります。

ローマ字変換APIの概要

ローマ字変換APIは、入力した日本語(漢字・ひらがな・カタカナ)を、指定したローマ字方式に変換して返します。

対応方式

訓令式(kunrei):日本の学校教育で用いられる方式

外務省ヘボン式(hepburn):一般的に国際的に通用する方式

駅名標ヘボン式(hepburn-railway):鉄道の駅名標準方式

日本式(nihon):古典的な日本語文法を反映した方式

主なユースケース

  • 外国人旅行者向けに 駅名・地名をローマ字化
  • 英語学習アプリで ひらがな→ローマ字の練習問題を自動生成
  • データベースで 日本語文字列のローマ字インデックス作成

サンプルリクエストとレスポンス

エンドポイント

GET /v1/romaji

リクエスト例(curl)

curl "https://www.thousand-api.com/v1/romaji?text=東京&system=hepburn" \
  -H "X-API-Key: YOUR_API_KEY"

レスポンス例

{
  "original": "とうきょう",
  "romanize": "tokyo"
}

コード例(JavaScript fetch)

const apiKey = "YOUR_API_KEY";
fetch("https://www.thousand-api.com/v1/romaji?text=さくら&system=kunrei",
  {
    headers: {
      "X-API-Key": apiKey
    }
  })
  .then(res => res.json())
  .then(data => console.log(data));

出力:

{
  "original": "さくらサク",
  "romanized": "sakurasaku"
}

注意点

変換不能な漢字はそのまま出力されます オプションforce=1を付与すると、通常は変換できない文字(単独の拗音など)も可能な限りローマ字化します

まとめ

Thousand APIのローマ字変換APIを使えば、アプリケーションに簡単に国際対応の文字変換機能を実装できます。

次回は、実際に ローマ字変換APIを使った開発環境での利用方法(curl・JavaScript・Python編) を解説していきます。

👉 Thousand APIでローマ字変換を試す

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