【2026年最新】Laravel artisanコマンド完全チートシート | 全コマンド日本語解説(Laravel 12対応)

artisan

この記事について

Laravelの全artisanコマンドを日本語で解説したチートシートです。
実務でよく使うコマンドから、マイナーなコマンドまで網羅しています。

💡 各コマンドの詳細解説記事へのリンクもあります

よく使うコマンドTOP10

実務で最も使用頻度が高いコマンドです。

コマンド用途詳細記事
php artisan migrateDBマイグレーション実行詳細
php artisan make:controllerコントローラー作成詳細
php artisan make:modelモデル作成詳細
php artisan route:listルート一覧表示詳細
php artisan tinker対話型シェル起動詳細
php artisan key:generateアプリケーションキー生成詳細
php artisan cache:clearキャッシュクリア詳細
php artisan config:cache設定キャッシュ詳細
php artisan migrate:rollbackマイグレーションロールバック詳細
php artisan queue:workキューワーカー起動

Laravelのバージョン

現在インストールされているLaravelのバージョンを調べることができます。

php artisan --version
Laravel Framework 10.4.1

カテゴリ別コマンド一覧

make系(ファイル生成)

プロジェクト開発で最も使用するコマンド群です。

コマンド説明よく使うオプション詳細
make:controllerコントローラー作成--resource
--api
--model=
詳細
make:modelモデル作成-m (migration)
-c (controller)
-r (resource)
詳細
make:migrationマイグレーションファイル作成--create=
--table=
詳細
make:seederシーダー作成詳細
make:factoryファクトリ作成--model=詳細
make:requestフォームリクエスト作成詳細
make:middlewareミドルウェア作成詳細
make:commandカスタムコマンド作成詳細
make:eventイベント作成詳細
make:listenerリスナー作成--event=詳細
make:mailMailableクラス作成--markdown=詳細
make:notification通知クラス作成詳細
make:jobジョブクラス作成--sync詳細
make:policyポリシー作成--model=詳細
make:resourceAPIリソース作成--collection詳細
make:testテストクラス作成--unit
--pest
詳細
make:componentBladeコンポーネント作成--inline詳細
make:castカスタムキャスト作成詳細
make:channelブロードキャストチャンネル作成詳細
make:exceptionカスタム例外作成詳細
make:observerオブザーバー作成--model=詳細
make:providerサービスプロバイダー作成詳細
make:ruleバリデーションルール作成詳細
make:scopeクエリスコープ作成詳細

make系コマンドはLaravel開発の起点です。
ファイルを手動で作成するより artisan を使うほうが、名前空間やディレクトリ配置のミスを防げます。
フリーランスとして多数のプロジェクトに関わってきた経験上、make:model に -mcr を付けるだけで controller・migration も同時生成できる点を知らない開発者が意外と多いです。

💡 実務でよく使うTips

# モデル・マイグレーション・コントローラー・リソースを一括作成
php artisan make:model Post -mcr

# API用のセットを一括作成
php artisan make:model Post -a --api

migrate系(データベース操作)

コマンド説明よく使うオプション詳細
migrateマイグレーション実行--force
--seed
詳細
migrate:fresh全テーブル削除して再マイグレーション--seed詳細
migrate:installマイグレーションテーブル作成詳細
migrate:refreshロールバック後に再マイグレーション--seed詳細
migrate:reset全マイグレーションをロールバック詳細
migrate:rollback直前のマイグレーションをロールバック--step=詳細
migrate:statusマイグレーション実行状況確認詳細

migrate:fresh と migrate:refresh は混同しやすいですが、fresh は「全テーブルをDROPして最初からやり直す」、refresh は「rollback してから再実行する」という違いがあります。

⚠️ 本番環境での注意:

# 本番環境では --force が必要
php artisan migrate --force

# データを残したまま再構築
php artisan migrate:fresh --seed  # 開発環境のみ!

route系(ルーティング)

コマンド説明よく使うオプション詳細
route:list全ルート一覧表示--path=
--name=
--method=
詳細
route:cacheルートキャッシュ作成詳細
route:clearルートキャッシュクリア詳細

route:list はデバッグ時に必須です。
「なぜ404になるのか」の原因の半分はルート定義のミスなので、まずこのコマンドで確認する習慣をつけると解決が早いです。
大規模プロジェクトでルートが300本を超えてきたら–name や –path でフィルタして使うと効率的です。

💡 実務での使い方:

# 特定のパスのルートを検索
php artisan route:list --path=api

# 特定のメソッドで絞り込み
php artisan route:list --method=POST

# 本番環境ではキャッシュして高速化
php artisan route:cache

cache系(キャッシュ管理)

コマンド説明用途詳細
cache:clearアプリケーションキャッシュクリア開発中の動作確認詳細
cache:forget特定のキャッシュキーを削除詳細
cache:tableキャッシュテーブル用マイグレーション作成DB キャッシュドライバー使用時詳細

開発中の「あれ、変更が反映されない」の大半はconfig:clear と cache:clear のどちらかで解決します。
セットで実行する習慣をつけておくと無駄な時間が省けます。

config系(設定管理)

コマンド説明タイミング詳細
config:cache設定ファイルキャッシュ本番デプロイ時詳細
config:clear設定キャッシュクリア開発中詳細
config:show設定値表示(Laravel 10+)設定確認

⚠️ 本番環境では必須

php artisan config:cache
php artisan route:cache
php artisan view:cache

queue系(キュー管理)

コマンド説明よく使うオプション詳細
queue:workキューワーカー起動--queue=
--tries=
--timeout=
queue:listenキューをリッスン
queue:restartキューワーカー再起動
queue:retry失敗したジョブを再実行
queue:failed失敗したジョブ一覧表示
queue:flush失敗したジョブ全削除
queue:tableキューテーブル用マイグレーション作成

その他の重要コマンド

アプリケーション管理

コマンド説明詳細
key:generateアプリケーションキー生成詳細
downメンテナンスモード開始詳細
upメンテナンスモード終了詳細
optimizeフレームワーク最適化詳細
optimize:clear最適化キャッシュクリア詳細

key:generate はプロジェクト新規作成時とgit clone 後の環境構築時に必ず必要なコマンドです。
コロンあり(key:generate)が正しく、コロンなし(key generate)と入力するとエラーになります。
詳しくは詳細記事をご覧ください。

開発支援

コマンド説明詳細
tinker対話型REPL起動詳細
serve開発サーバー起動詳細
inspire名言表示(お遊び)詳細

ストレージ管理

コマンド説明詳細
storage:linkpublicストレージへのシンボリックリンク作成

View関連

コマンド説明詳細
view:cacheBladeテンプレートキャッシュ詳細
view:clearBladeキャッシュクリア詳細

スケジュール・バッチ

コマンド説明詳細
schedule:runスケジュール実行
schedule:listスケジュール一覧表示
schedule:workスケジューラーをフォアグラウンドで実行

実務でのTips

よく使うコマンドの組み合わせ

# 開発環境リセット(全データ削除)
php artisan migrate:fresh --seed

# 本番デプロイ時の最適化
php artisan config:cache
php artisan route:cache
php artisan view:cache
php artisan optimize

# キャッシュ全クリア(開発中)
php artisan optimize:clear

エイリアス設定(効率UP)

# ~/.bashrc or ~/.zshrc に追加
alias pa='php artisan'
alias pam='php artisan migrate'
alias pamf='php artisan migrate:fresh --seed'
alias parl='php artisan route:list'
alias paqw='php artisan queue:work'

開発環境 vs 本番環境

環境キャッシュ注意点
開発キャッシュOFFconfig:cacheすると.env変更が反映されない
本番キャッシュONパフォーマンスのため必須

コマンド説明
aboutアプリケーションについての基本情報を表示
clear-compiledコンパイル済みクラスファイルの削除
completionシェル補完スクリプトをダンプ
db新規データベースCLIセッションの開始
docsLaravelの公式ドキュメントのURLを表示
downアプリケーションをメンテナンス/デモモードにする
env現在のフレームワーク環境を表示
helpコマンドのヘルプを表示
inspireランダムで格言・名言を表示(ジョーク機能)
listコマンドリストを表示
migrateデータベースマイグレーションの実行
optimizeフレームワークのブートストラップファイルのキャッシュ
servePHP開発サーバーを起動
testアプリケーション・テストの実行
tinkerアプリケーションを操作
upアプリケーションのメンテナンス・モードの解除

auth

コマンド説明
auth:clear-resets期限切れのパスワード・リセット・トークンのフラッシュ

cache

コマンド説明
cache:clearアプリケーションのキャッシュを消去
cache:forgetキャッシュからアイテムを削除
cache:prune-stale-tagsキャッシュから古いキャッシュタグを削除(Redisのみ)
cache:tableキャッシュデータベーステーブルのマイグレーションの作成

channel

コマンド説明
channel:list登録された全てのプライベートなブロードキャストチャンネルを表示

config

コマンド説明
config:cache設定の読み込みを高速化するためのキャッシュファイルの作成
config:clear設定キャッシュファイルの削除

db

コマンド説明
db:monitor指定したデータベースの接続数を監視
db:seedデータベースにレコードを格納
db:showデータベースに関する情報を表示
db:tableデータベースの指定したテーブルに関する情報を表示
db:wipeすべてのテーブル、ビュー、およびタイプを削除

env

コマンド説明
env:decryptenvファイルを復号化する
env:encryptenvファイルを暗号化する

event

コマンド説明
event:cacheアプリケーションのイベントとリスナーの検出とキャッシュ
event:clearキャッシュされたイベントとリスナーをすべて消去
event:generate登録に基づいて不足しているイベントとリスナーを生成
event:listアプリケーションのイベントとリスナーをリストアップ

key

コマンド説明
key:generateアプリケーションキーの設定

lang

コマンド説明
lang:publishカスタマイズ可能なすべての言語ファイルを公開

make

コマンド説明
make:cast新しいカスタムEloquentキャストクラスの作成
make:channel新しいチャンネルクラスの作成
make:command新しいArtisanコマンドの作成
make:component新しいビューコンポーネントクラスを作成
make:controller新しいコントローラクラスの作成
make:event新しいイベントクラスの作成
make:exception新しいカスタム例外クラスの作成
make:factory新しいモデルファクトリの作成
make:job新しいジョブクラスの作成
make:listener新しいイベントリスナークラスの作成
make:mail新しいEメールクラスの作成
make:middleware新しいミドルウェアクラスの作成
make:migration新しいマイグレーションファイルの作成
make:model新しいEloquentモデルクラスの作成
make:notification新しい通知クラスの作成
make:observer新しいオブザーバークラスの作成
make:policy新しいポリシークラスの作成
make:provider新しいサービスプロバイダクラスの作成
make:request新しいフォームリクエストクラスの作成
make:resource新しいリソースの作成
make:rule新しい検証ルールの作成
make:session-tableデータベースセッション用のテーブルのmigrationファイルを作成 Laravel 11.x以降
make:scope新しいグローバルスコープクラスの作成
make:seeder新しいシーダークラスの作成
make:test新しいテストクラスの作成

migrate

コマンド説明
migrate:fresh全てのテーブルを削除し、全てのマイグレーションを再実行
migrate:installマイグレーション用テーブルの作成
migrate:refresh全てのマイグレーションのリセットと再実行
migrate:reset全てのデータベースマイグレーションのロールバック
migrate:rollback最後のデータベースマイグレーションのロールバック
migrate:status各マイグレーションのステータスの表示

model

コマンド説明
model:prune不要になったモデル(レコード)を削除
model:showEloquentモデルに関する情報を表示

notifications

コマンド説明
notifications:table通知テーブルのマイグレーションを作成

optimize

コマンド説明
optimize:clearキャッシュされたブートストラップファイルを削除

package

コマンド説明
package:discoverキャッシュされたパッケージマニフェストを再構築

queue

コマンド説明
queue:batches-tablebatchesデータベーステーブルのマイグレーションを作成する
queue:clear指定されたキューからすべてのジョブを削除
queue:failed全ての失敗したキューのジョブの一覧
queue:failed-table失敗したキューのジョブデータベーステーブルのマイグレーションを作成する
queue:flush失敗したキューのジョブをすべてフラッシュ
queue:forget失敗したキューのジョブを削除
queue:listen指定されたキューをリッスン
queue:monitorMonitor the size of the specified queues
queue:prune-batchesバッチ・データベースから古いエントリを削除する
queue:prune-failed失敗したジョブ・テーブルから古いエントリを削除
queue:restart現在のジョブの後にキューワーカーデーモンを再起動
queue:retry失敗したキューのジョブを再試行
queue:retry-batchバッチの失敗したジョブを再試行
queue:tableキューのジョブデータベーステーブルのマイグレーションを作成
queue:workデーモンとしてキューのジョブ処理を開始

route

コマンド説明
route:cacheルート登録を高速化するためのルートキャッシュファイルの作成
route:clearルートキャッシュファイルの削除
route:list登録されているすべてのルートを一覧表示

sail

コマンド説明
sail:add既存のLaravel Sailインストールにサービスを追加する
sail:installLaravel SailのデフォルトのDocker Composeファイルのインストール
sail:publishLaravel SailのDockerファイルを公開する

sanctum

コマンド説明
sanctum:prune-expired指定時間以上経過したトークンを削除

schedule

コマンド説明
schedule:clear-cacheスケジューラによって作成されたキャッシュされたミューテックスファイルを削除
schedule:listスケジュールされたコマンドの一覧表示
schedule:runスケジュールされたコマンドの実行
schedule:testスケジュールされたコマンドの実行
schedule:workスケジュールワーカーの起動

schema

コマンド説明
schema:dump与えられたデータベーススキーマをダンプ

session

コマンド説明
session:tableセッションデータベーステーブルのマイグレーションの作成

storage

コマンド説明
storage:linkアプリケーション用に設定されたシンボリックリンクの作成

stub

コマンド説明
stub:publishカスタマイズ可能なすべてのスタブの公開

vendor

コマンド説明
vendor:publishベンダー・パッケージからパブリッシュ可能なアセットをすべてパブリッシュする

view

コマンド説明
view:cacheアプリケーションのすべてのBladeテンプレートをコンパイル
view:clearコンパイルされたすべてのビュー・ファイルの消去

まとめ

このチートシートをブックマークして、日々の開発にお役立てください。

📌 おすすめの使い方:

  1. まずは「よく使うTOP10」を覚える
  2. 必要に応じて個別の詳細記事を参照
  3. エイリアス設定で作業効率UP

🔄 定期更新:
Laravelの新バージョンリリース時に更新します。

著者

Webエンジニア歴30年、フリーランスバックエンドエンジニア。

PHP歴約30年(Laravel 7年・FuelPHP 5年・CakePHP・自作FW)、
JavaScript歴約20年(React・Vue各4年)。
AWS(EC2 / CloudFront / RDS / API Gateway など)・
GCP(BigQuery)を使ったバックエンド開発を中心に、
複数の事業会社・受託案件でシステム設計から実装・運用まで担当しています。

PHPがバージョン4の時代から書いており、
Laravelが普及する前のフレームワーク乱立期も経験しています。
「昔はこう書いていたが今はこう」という変遷を肌で知っているエンジニアとして、
単なるコマンドの使い方だけでなく、なぜそうするのかの背景まで伝えることを意識して書いています。

このブログでは、実務で実際に詰まった箇所・調べたこと・気づいたことを
そのまま記事にしています。誰かの「詰まり」が解決するきっかけになれば幸いです。

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